3歳児でしゃべらないのは発達障害?社会福祉士が経験をもとに解説!

3歳でしゃべらない子供言葉の発達

子供が2歳、3歳になっても言葉が出なかったらママは心配なりますよね。

実は現在5歳になる私の娘も3歳になっても、うまく喋れない子でした。

 

思えば生まれてからの発達も全体的に遅れているわが子。

「社会福祉士」と「精神保健福祉士」の資格を持ち、障がい者・児の施設で働いた経験がある私は心の中でずっと「もしかしたら自閉症スペクトラム(発達障害)なのかもしれない」と疑っていました。

 

今回はそんな娘の例を交えつつ「3歳になっても言葉を話さない子供と障害の関連性」について紹介しようと思います。

 

3歳になってもしゃべらない。悩んでいるママの例

まずは「3歳になっても子供がほとんど喋らない」と悩んでいる母親の悩みを見てみましょう。

 

3歳4ヶ月になる娘はあまり言葉を話せません。

話す言葉も「ママ、ブーブー、わんわん」といった簡単な単語のみ。

2歳頃から「周りの子供と比べて発達が遅い」と感じていたのですが…。

他にも「落ち着きがない、こだわが強い」といった特徴が少しありますが、「子供はこんなものかな」と思って育ててきました。

先日、市の相談支援センターに相談して、療育を受けることになりました。

まだはっきりと障害とは言えず様子見とのことですが、今後どうなるか不安です。

 

3歳になる息子が全く言葉を話しません。

「うー」や「あー」といった言葉は出ますが、単語になると全く話せず「ママ」すら言われたことがありません。

うちの息子の場合、4ヵ月検診の頃から「発達が少し遅れている」と言われ、ずっと検診で引っかかっていて、すでに「広汎性発達障害(その中でも知的障害を伴う自閉症)」と診断されました。

障害だったとわかったときはショックでもありましたが、「やっぱりそうだったんだ」と私自身で納得でき、逆にほっとしました。

これからは息子に合った療育を受けさせていこうと思います。

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発達障害の特徴は?自閉症スペクトラムってなに?

まず、発達障害は大きく3つに分類されます。

  • 自閉症スペクトラム障害(ASD/以前は「広汎性発達障害」と言われていた)
  • 学習障害(LD)
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)

1つずつ詳しくみていきましょう。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

主に「対人関係やコミュニケーションが苦手」であり「特定のものへの興味やこだわりが異常な程強い」という傾向があります。

 

  • 目線が合わない
  • 空気を読めない(大人の場合)
  • 会話が苦手(言葉の発達が遅れがち)
  • クレーン現象がある(何かしてほしい時、言葉ではなく親の手を持って行って気持ちを伝える)
  • オウム返しがある(言われた言葉をそのまま返す「何が食べたい?」→「何が食べたい」)
  • さかさバイバイ(手のひらを自分の方に向けてバイバイする)
  • 常同行動がある(手を上でひらひらさせたり)
  • 1つのオモチャなどにこだわり、同じオモチャでずっと遊ぶ
  • 必ずドアを閉めるなどの独自のルールがあり、そのルールに異常な程こだわる
  • 感覚過敏がある(大きな音が苦手、衣類のチクチクとした刺激が苦手、偏食がある)

 

ちなみに知的障害を伴わない自閉症は「アスペルガー」と呼ばれ、世界的な大富豪である「ビルゲイツ」やFacebook創始者である「マーク・ザッカーバーグ 」、アップル創始者「スティーブ・ジョブズ」もアスペルガーだとも言われています。

同じ作業を延々と繰り返し行える(ただし、自分の興味があること限定)彼らは、まさに「天才」なのでしょう。

 

私自身、自閉症の方と一緒に軽作業を行ったことがありますが、普通の人だったらすぐに飽きる作業でも、自閉症の方は「最初から最後まで機械のように正確に仕事をする」ことができたりします。

学習障害(LD)

知的な遅れはないけど「特定の学習だけできない」障害です。

例えば「足し算だけできない」とか「文字だけ読めない」など。

学習障害の場合、幼児の時に判断するのは難しいかな、と思います。

 

有名人では「トム・クルーズ」や「スティーブン・スピルバーグ」も文字を読むのが難しい学習障害で、トムクルーズはセリフを覚えるときは台本をテープに全て録音し、繰り返し聞いていたとのことです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

落ち着きがなく、じっとすることができない障害です。

また、忘れものが多く「うっかり屋さん」といった印象です。

 

  • 落ち着かず、ずっと走り回っている
  • 同じことを集中して続けることができない
  • おしゃべり好きで、自分の話ばかりずっとしている
  • 思いついたら衝動的に行動する
  • 我慢することができず、友達と喧嘩ばかりしている

 

ちなみに黒柳徹子さんもADHD(あと学習障害も入っているとのこと)です。なんとなくイメージできますよね。

(あと、爆笑問題の太田光さんもADHDっぽいかなぁ…と。太田さんは計算ができないそうなので、おそらく学習障害も入っている。)

 

3歳で話さなかった娘の場合

娘の特徴

私の娘の場合ですが、3歳の時点で「ママ、まんま、くっく、わんわん、にゃんにゃん、いや、め」といった簡単な名詞は出ていましたが、2語文になると出るのが難しい感じでした。

また、「言葉の遅れ」以外にも「発達障害の特徴」がいくつかありました。

いくつか例をあげていきますね。

 

  • 赤ちゃんの頃から発達が遅れがち(寝返り、ハイハイ、一人座りなどができたのは1歳くらい)
  • 赤ちゃんの頃、常同運動っぽい行動があった(足首を常にくるくる回していた)
  • 話すとき目線が合わない
  • 名前を読んでも反応しない、振り向かない(耳が聞こえないワケではない)
  • こだわりが少しだけある(ご飯を食べるとき、毎回お皿を一列に並べる)
  • 爪先立ちで歩くことが多い(←私の経験上、自閉症の方はつま先立ちで歩く人がまぁまぁいるので)
  • 身長や体重が発達曲線よりも低い
  • 全ての行動が遅い(ご飯、着替え、トイレ…全ての行動がママ任せで自分であまりしようとしない)
  • 狭い場所、暗闇などを怖がる(エレベーターなどが怖くて泣く)
  • 保育園で友達と遊ばず一人遊びばかりしている

 

私が特に気になったのは「目線が合わない、名前を読んでも全く反応しない」の2点でした。

こちらから目を合わせてもすぐにそらされますし、名前を読んでも振り向きもしません。

ちなみに自閉症の大きな特徴の1つである「こだわり」は少しありますが、「異常」とまでは言えない感じでした。

 

当時は「もし、娘が発達障害だったら」という不安というよりは、「もし本当に発達障害だったらちゃんと療育を受けさせないだとな」という気持ちが強かったです。

なぜなら、障害は治ることはないですが、早い段階で正しい療育を受けさせることで予後がよくなるからです。

ただそれは私自身が「障害に携わる仕事をしていた」からそう思えていただけ。

もし何も知識がなかったとしたら、娘について悩んでノイローゼになっていたかもしれません…。

 

3歳で話さなかった娘のその後

3歳で話さなかった娘ですが、その後、少しずつ言葉が出てくるようになり、5歳になった今ではすっかり「おしゃべりの女子」になっています。

4歳の途中までは

  • 朝起きてから30分くらい泣き続ける
  • 小食で少ししか食べない
  • 食べるのが遅く時間がかかる
  • 寝るのに時間がかかる上に私以外と絶対に寝ない
  • トイレを一人で行けない
  • オムツが外れるのも遅かった(完全に外れたのは4歳半ば)
  • 「なんで?」ってことですぐ泣く
  • 保育園の様子を聞いても友達の名前が全く出てこない

といった感じで、どちらかというと「育てにくい子供」でした。

 

ですが、4歳過ぎてから徐々に成長していって、今では「少しだけゆっくりな子かなぁ」くらいな感覚です。

娘の場合、発達が少し遅れていただけであり「日常生活に支障がきたすほどの障害」ではなかったのかなぁ、と。

これはあくまで「娘の例」ですが、参考までにどうぞです。

発達障害かの診断チェックリスト

発達障害を判断するための簡単なチェックリストを作ってみましたので、参考にしてください。

当てはまる項目が多いほど、グレーです。

 

  1. 目線が合わない
  2. 名前を読んでも反応しない、振り向かない
  3. 言葉を全く話さない
  4. いくつかの単語(ママ、わんわんなど)しか話せない
  5. クレーン現象がある(何かしてほしい時、言葉ではなく親の手をクレーンのように運んで要求を伝える)
  6. オウム返しがある(言われた言葉をそのまま返す「何が食べたい?」→「何が食べたい」)
  7. さかさバイバイがある(手のひらを自分の方に向けてバイバイする)
  8. 常同行動がある(手を上の方でひらひらさせたり、唇をずっと触ったり)
  9. 異常な程、同じオモチャでずっと遊ぶ(決まったオモチャしか遊ばない)
  10. TVなどで同じシーンをずっと繰り返してみる(それしか見ない)
  11. ドアを閉めるなどの独自のルールがあり、そのルールに異常な程こだわる
  12. 1日のスケジュールが変わることを嫌がる
  13. 公園への道順などがいつもと違うと嫌がる
  14. 大きな音が苦手
  15. 光などが苦手
  16. セーターや衣類のタグのチクチクとした刺激を嫌がる
  17. 偏食があり、決まったものしか食べない
  18. 抱っこを嫌がる
  19. 落ち着きがなく、常に動いている
  20. 保育園でお友達と喧嘩ばかりしている
  21. 道路でも衝動的に走り出して危険
  22. 初めての場所だと固まる
  23. 家族以外の前だと固まる
  24. 初めて人でも仲良く話しかける

 

ただし、「自閉症スペクトラムや発達障害」というのは、本~当~~に人それぞれ。

こだわりが強い人もいれば、こだわりがほとんどない人もいます。

「コミュニケーションが苦手」という人もいれば、人懐っこい人もいます。

ひとくくりに「この行動があったら自閉症・言葉が出ないから発達障害」とは言えないです。

 

なので、もし不安であればお住まいの市の「療育相談支援センター」や「障害者支援センター」、「市役所の子ども福祉課」といったところに相談してみましょう。

自分だけでアレコレ悩むよりも、実際にプロに相談した方が確実ですよ。

 

サヤカ

5歳長女、3歳次女、1歳長男の3兄弟を育てる主婦。
社会福祉士、精神保健福祉士。
障がい者施設などで働いていた経験もあり、育児や障害についての情報を配信しています。

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